執事or彼氏(2)
声の方を向くと…
『さがる…』
さがるだ!!
やっとさがるに会えた!!
『お前ら闇市から足洗ったんじゃねーのかよ。店長が知ったら泣くぞ?』
『市瀬……お前と同じくらい、俺らには金が必要なんだよ!!お前だって売られた身ならわかるだろ?』
男達が市瀬にすがりよってきた。
『知るか。今回は黙っててやるから、明日から真面目に働けよ…』
そういうと、さがるは一人でいなくなってしまった。
『さがる待って!!』
私は必死でさがるについていった。