いちごみるく

想い

「着いたよ。」



はる君がそう言ってニコッと笑ってくれた。



着いた先はやっぱりあの秘密基地だ。



私は車から出て、昼間の景色を眺めた。



この間の夜景とは違う、綺麗な景色が広がっている。



「座る?」



はる君が少し首を傾げてそう言ったので、私は頷いてベンチに座った。



やばいよぉ...



緊張してきた...。



だってはる君と話すの久しぶりなんだもん...。



それにさっきあんなこと言われたばっかりだし...。



いや、ハッキリ私のことだって言われたわけじゃないけど...。
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