『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
陸渡の眉毛がピクリと動いた。
「お前が俺をどう思ってるか正直に話したら、
俺も教えてやる」
「私が、聞きたいの前提なんですけど」
「聞きたいんだろ?」
陸渡は、バックに例の“にやり”って効果音をしょって笑ってる。
それからたっぷり、1分間の沈黙(私のシンキングタイム)。
痺れを切らしたのは、陸渡のほうだった。
「お前なぁ、女ならもっと、
俺に当たって砕けるぐらいの度胸はないのか!」
って、なんか私が説教される側に回ってるんですが。
当たって砕けろって、
そんな使い方でしたっけ?