『短編集』
思ったよりも、冷静な自分がいる。
おろすのは、週末がいいよね。
学校あるし。
覚悟を決めて、
腰を下ろすと、
タツヤが私の手を、優しくなでてくれた。
あたし、実は、冷たい人間なのかも。
なんにも感じないや。
「じゃあ、結果を説明しますね。」
先生は、手元に白い紙を持って、
説明を始めた。
「妊娠されてますね。」
・・ああ、やっぱり。
実は、生理不順でした、って
言われることを、
この期に及んで期待していた自分が
馬鹿みたいだ。