Spiral Love *桜の下でまた逢おう*
ようやく開放された唇は、離れる時に
「ミオさんのこと気になる?」
と言う言葉を残した。
雅は本当に鋭い。
だから、きっと俺の気持ちも、分かってるはずだと思う。
ここに気持ちがないことも、きっとばれてる。
けれど、それは絶対に言わない。
2人で、何をしてるんだろうな。
家を守ることって、こういうことなのか?
「タスク!」
不意に誰かに名前を呼ばれたような気がして、俺は後ろを振り返った。
誰もいるはずはないのに、
なんでだろう。
その時、それが「彼女」の声だって思ったんだ。