幼なじみは先生


明かりが一つポツンと光を放っている


「好き、…だよ」

口から自然ともれる

ホントはいっくんの嫌いな所なんてない

全部が愛しいから…

その時、いっくんの部屋の窓が開いた

「えっ…!?」

すると窓からいっくんが意味ありげに笑みを浮かべながらあたしを見た

『フッ…何が好きなの?』

顔が熱くなる

バカ…

何が好きなの?だなんて…

いっくんしかいないよ…
いじわる…

「別に、好きなのなんてない」

強がる口調

『何で?俺は真白のこと好きだけど?』

そう言うといっくんは小さく笑った

「あ、あたしだって――…」

そう言いかけた時、唇が塞がれた
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