幼なじみは先生

そうだ!

あたしはとっさに台所に向かい、サンドイッチを作り皿にのせてサランラップをした

ふふふ
これなら絶対にバレない!

そして、あたしはサンドイッチが入ったお皿を抱えていっくん家に向かった

ピンポーンッ

カチャッ

『……誰ですか?』
いっくんが髪を少しかいて言う

ズキューンッッ

はうぅっ
そのしぐさ、サイコーですっ!

いやいやいや、それはさておき――

あたしは後ろに隠しておいたサンドイッチをいっくんに渡す
そして、さっき紙に゙このサンドイッチ食べて下さい゙と書いた紙も一緒に渡す

『…あの、気持ちはありがたいんですけど…誰ですか?』

そう、あたしの作戦はいっくんと顔が合わせ辛いから、パーマのかかったウェッグをして白のキャップ、マスクに、黒のコート。ってか、周りから見れば不審者だしッッ!まぁ、いっくんも知りも知らない人にサンドイッチ貰っても困るよね…
って!そっか!困るじゃんか!(今気づいたんかいッ)あたしはあたしをつっこむ

あぁヤバいどうしようっ!!


それなのに、それなのに…いっくんは……………………。
< 21 / 402 >

この作品をシェア

pagetop