幼なじみは先生
「真白ちゃん…好きな人、いますか‥‥?」
帰り道、すみれがあたしの顔を真剣な顔して見つめながら口を開いた
ズキンッ…
「好きな人なんて…いるわけないよ」
出来るだけ笑顔でそう言う
すみれにいえる訳ない…
だって、あたしの好きな人は…
すみれの好きな人なんだよ―…?
「いますよね…?」
「いない‥すみれ?」
言葉を切って唾を飲み込む
何かを見透かすようにあたしの瞳を真剣に見つめるすみれ
ズキンッ…
静かな中、鼓動だけが張り裂けるように揺れる
「やっぱり!何でもないですっ!ごめんなさい、何か…それじゃあ!!明日」
「え…あ、またね。」
何これ…変な感じがする
まさか、そんな訳ない…よね
ブンブンと頭を横に振った
気のせい気のせい…