幼なじみは先生
いつも人前で泣いた時なかったのに…


「え?ま、真白?」

そんなあたしに気づき戸惑いの顔を隠せないお母さん


ほんと…最悪

「大丈夫‥だから」

頭を伏せる

「‥そう、だったら早く起きなさい!遅刻するわよ!」

そう言ってお母さんは優しく微笑んだ

お母さん……

いつもと変わらない様に振る舞うお母さん

ありがとう…

「さあさあ、私は朝食の準備をしないと!」

そう言うとお母さんは下に降りていった

あたしは自分の頬を両手でバシッと叩いた

「よしっ」

めそめそしてたって時間が勿体ない!

あたしは覚悟を決めて制服の袖に腕を通した


「行ってきまーす」

「きをつけてねー」

あたしはいつもの道を歩いた


腕時計を見る

うん、遅刻だね

いや待てよ?時計が壊れて…るわけないやんかーい!
アーハハハハ

よし、走ろう(泣)
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