幼なじみは先生


ごめん。ごめんなさい…

何度も心の中で謝罪をする

こんなあたしを‥許して下さい

あたしは頭を伏せた

『大丈夫か?熱あんの?』

そう言うといっくんはあたしのオデコに自分のオデコをコツンとあたしのオデコに当てた

ドクン‥ッ

ドキドキと高鳴り続ける鼓動

いっくんから熱が伝わる

カアア…

『少し、熱いな。今日はゆっくり体休めろよ?』
「は…ハイ」

敬語になったあたしをいっくんは笑った

ずるい…ズルいよ…

オデコが熱いのはいっくんのせいなんだから

いっくんの一つ一つにドキドキさせられるあたし
あたしもドキドキさせてみたいのに…

いっくんだけなんてズルイ…

当てられたオデコもキスさせられた唇も‥全部熱い

そんなことを思いながらいっくんがリビングに降りていった後をついていった
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