ピンチヒッター
あたしは正太の家の前まで来ていた

さっきメール送ったけど、返信はない

こうなったら強攻策だ!!

大丈夫、対策は立ててきたから


ピンポーン!


『どちら様でしょうか?』

おばさんの声だ

「こんばんは、真季です」

『あ、真季ちゃん久しぶり!
今正太呼んでくるわね』

・・・・・・

ガチャ

「何だよ、急に」

正太、やっぱ元気ない

「メールしたでしょ、素振り付き合えって」

あたしは最大限の明るさで言った

「ごめん、今日は疲れてるんだ」

「大丈夫、あたしが素振りするんだから!」

「・・・・・・えぇ!?」

固まる正太

「そうだ、バット貸してよ。
あたし持ってないからさ」

「え、本気で?」

「当たり前でしょ!ほら、さっさと取ってきなよ」
< 156 / 216 >

この作品をシェア

pagetop