ダメ王子×わがまま姫
『私も美星を紹介したかったわ。可愛いんだから♪』



なんでだろう……。



心がすごく穏やかなの。



もう神楽への“好き”って気持ちは無くて……。



ただ幸せそうでホッとしてる。




『あ…私、行くわ。』



「あぁ、元気でな。」


「さようなら。」



私は神楽達とは反対方向に歩いた。



振り返って神楽を見た。



本当に幸せそうな家族。



みんな未来に向かってる。



時代はどんどん進んで行く。



私は星と美星がいれば幸せ。


何もいらないわ。





なのに…なんで私の目からは涙が出るの?










−−end−−
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