REGRET ―忘れられない人―



誰にも言ったことはない。


誰にも言えるわけない。




俺らしくもない。




いつも兄貴に比べて俺はいい加減で。


部活も途中でやめたし、勉強も嫌いだし、全てが中途半端。




だから、恋愛も・・・・・・

適当が似合う。




好きだって言われたから、じゃあ付き合ってみる?みたいな軽いノリで。


彼女の数が増えるたびに、俺は恋愛に臆病になっていた。


誰にもそんな『俺』は見せないけど。




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