プライド~3姉妹の恋~
それから私は虐めをしまくった。

だけど椋木は別れる気配がなくて
私は怒りに満ちていた。

どんなに虐めても
別れない椋木が馬路で憎かった。


椋木に虐めばっかりしてても
春翔は落ちてくれるわけないからいつも通りベタベタくっついていた。

そしたら


「春翔…ッ!」


椋木が走ってきて
私の手を叩いて春翔の腕にしがみついた。

「亜結?」


春翔の腕につかまって私を睨む椋木。


「春翔の馬鹿…。」


うるうるした目で春翔を見て
逃げ出した椋木。


「亜結!?」

「待ってよ!」


椋木を追いかけようとする春翔の腕を掴んだ。


「離して。亜結をほっとくわけにはいかねぇから」

「あ…ッ」


春翔は私の手を振り払って
椋木のところへ走って行った。


…何よ春翔の馬鹿…。


*


次の日,春翔に呼ばれてた。

そして「愛南最低だな。もう俺らに関わんな」何て言われた。
きっと椋木が春翔に今までの事喋ったんだと思う。

椋木へ怒りも込み上げてきたけどそれ以上に
春翔に"最低女"って言われた事が一番辛かった。
< 61 / 66 >

この作品をシェア

pagetop