NICO
「篠原正輝さん、あなたは死にました。

さあ、天国への扉を開きましょう!」

天使があまりにあっけらかんと言うから、俺は拍子抜けしてしまった。

なんだよ、こいつ。
変な奴。

死の恐怖を隠すように、俺は扉へと歩き出した。

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