大人げない大人
正は、
「実は俺、親父が自殺してるんだ。今までは、親父の遺書に書いてあったとおりに時間に厳しくしていたけど、こんな世の中になるくらいなら普通にしとくんだった。」
と正は本音で知子に話した。
そうして二人は真剣に鬼籍帳についてや、この世の中について語り始めた。
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