オカルト・カルテ
ありえない偶然

革命の日

「詩織ー!置いてっちまうぜ!」



「あ、ダメ!待って・・
うわぁ!?!?」



ドタタタッ・・・





神崎 詩織は
涙目になりながら痛む膝を押さえた。





「おい、大丈夫かよ!?
ほんっと詩織はドジだな」




「ご、ごめん悠ちゃん」



はぁぁー・・・。




思わずため息をつくのも無理はない。




私がこんな風にこけたりするのは
今日に始まったことじゃないからだ。




「ほら、手。授業遅れるぞ」




「ありがと」



手を掴んで引き上げる。




そのまま教室へと歩いた。









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