助手席に君を
いざ、出陣!
「今日から新しく事務のアルバイトとして入った綾瀬祥子ちゃんだ。」

はげた人の良さそうな顔の野々宮さん。事務長だか何だか、よくわからんが、事務を取り仕切っている。

「綾瀬祥子です!よろしくお願いします!」

ここには、事務員しかおらず、村西さんはいなかった。

「えーっと、彼女には土日祝日、平日の夕方中心にシフト制で入ってもらうから。みんな優しくしてあげて。」

「一生懸命頑張るので、よろしくお願いします!」

パチパチ、パチパチ。みんな「何でアルバイト雇ったんだ?」という不審な顔をしている。

本当にすみません…

「じゃあ、一応、教官にも挨拶しに行こうか。」

「はいっ!」

待ってましたーー!
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