Princessの掟
クリスマスパーティー
チリンチリン、チリンチリン
今日はクリスマスイブ。
皆はいつも以上に着飾っている。
「素敵よ。百合亜!!」
いつものように母は私を誉める。
「ありがとう、お母様。では行って参ります。」
母と別れ車に乗り込んだ。
私はちょっと今日のパーティーが優越だった。
あの噂は大きくなり、私は悪者になってしまったのだ。
そのせいで茉莉香派と百合亜派ができた。もちろん割合では、茉莉香派の方が断然多い。
今日何度目か分からないため息をついた時、車が止まった。