Princessの掟
それから色々と誉められやっとフロアーから人が消えた。
私はどっと疲れて近くのソファーに腰を下ろした。
「出来るならちゃんと言ってよ!無駄に心配しちゃったじゃない。」
「別に俺出来ないなんて言ってないけど。ただめんどくさいって言っただけで。」
「あれ?そうだったけ?それより校長を満足させて良かったわ。」
なんだかんだ言って校長は厳しい。プリンスやプリンセスだからこそ完璧を要求する。
もちろん私達はそれにちゃんと答えなきゃいけない。
「はぁ〜。疲れた。今日は終わりにしましょ!私は帰るね。」
そう言うと中原と共にフロアーを出た。
奴は何故か窓から外を眺めているだけだった。