Princessの掟




それから色々と誉められやっとフロアーから人が消えた。 


私はどっと疲れて近くのソファーに腰を下ろした。


「出来るならちゃんと言ってよ!無駄に心配しちゃったじゃない。」


「別に俺出来ないなんて言ってないけど。ただめんどくさいって言っただけで。」


「あれ?そうだったけ?それより校長を満足させて良かったわ。」


なんだかんだ言って校長は厳しい。プリンスやプリンセスだからこそ完璧を要求する。 


もちろん私達はそれにちゃんと答えなきゃいけない。 


「はぁ〜。疲れた。今日は終わりにしましょ!私は帰るね。」



そう言うと中原と共にフロアーを出た。 


奴は何故か窓から外を眺めているだけだった。 





< 62 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop