小さな恋  …Small prince…


どんどん近づいてくる顔。


ちゅっ。


「…っ…!?」


「いただき♪」


触れるか触れないか、
ってくらいのキスで。


でも、触れた瞬間
鳥肌がたって、気持ち悪くて。



拒む間もなく、また触れた。


「ん…っ、やぁ…!!!!」


けど、がっちり掴まれた
手首のせいで、逃げれない。


「俺の事、も1回好きになって?」


割り込んできそうな舌。


硬く閉じて、引き剥がそうとする。


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