小さな恋  …Small prince…

「秋山先輩、俺も
図書委員なんすけど…?」


わざと、話を邪魔した。

横を見ると、頬を膨らませて
拗ねる咲妃。

…すると、いきなり額に触れて
こようとするあいつの、手。

俺は思わず、避けてしまった
…っていうか。

反射的に…っていうか。


「うるせー…触るな、ぼけ。」


本当、俺の嫉妬ってひでぇ(笑)

図書整理だかなんやらだから、
手伝ってほしいとか。

< 11 / 129 >

この作品をシェア

pagetop