【短編】花学園
突然の始まり
―…街を歩けばみんなが汗をかいていて、うるさいくらいにセミが泣いていて…そんな暑い真夏、新たな物語が始まろうとしていた。

私は上田美衣子。17才、一応高校2年生。…なんだけど、それも今日で終わり!
だって高校とかつまんないし、友達とかめんどくさいし。

それでお母さんに進められたのが西松木学園。
学園だし、勉強はしなきゃいけないけど、こっちの方が、いいかなって思って…寮もあるみたいだから、ウザイ母親とも離れられるし。
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