【短編】花学園
「先輩!!」


私は大声で叫んだ。


先輩は後ろを向いた。


…気づいたみたい。


先輩はこっちへ来た。


「ごめんなさい。ずっと、先輩の気持ちに答えられなくって。」


「……。」


「フランスって、やっぱ遠いですよね?」


「あぁ。」


「ガンバってくださいね。いつでも応援してますから。」


「ありがと。」


「また帰ってきたら、電話ください。」


「わかった。絶対電話する。」


「あと…ごめんなさい。あたしやっぱり、先輩の気持ちには答えられない。ホント、ごめんなさい。」


「いいよ。そんな謝らないで。あれはあくまでも俺の気持ちだし。」


私が顔を上げた時、



「隼人行くぞ。」



先輩のお父さんの声が聞こえた。




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