隠し事
ガチャッと扉が開く音がして、タオルで頭を拭きながら入ってきた瀧の動きが私を見て止まった。
「お前・・・帰るつもりか??」
眉間に皺が少し入り、明らかに不機嫌になる瀧。
「うん・・・明日も仕事だし。」
でも私はもう何も感じない。
「はぁ??いつもこっから行ってただろうが。」
「明日いる資料家にあるし。」
「そんなん朝寄ってから会社連れてってやるよ。」
「まだ資料作りかけだから今から帰って仕上げないと。」
瀧が何かを言えば間髪入れずに私が答える。
瀧の眉間の皺が深くなっていく。