君にティアラ
距離

想い

「…ちょっ、果穂どうしたの?!」

クラスに着くなり先に来てた真菜が慌てて駆け寄って来る。

あたしはぼんやりとその姿を見つめた。

昨日の夜も今日の朝もご飯なんて食べれなくて。

今朝は学校なんてとてもじゃないけど行く気分になれなかったけど。

お母さんに半ば追い出されるようにして家を出て来た。

泣き過ぎて目が痛い。

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