君にティアラ
自分を責める思いはどんどん溢れて止まらない。

どうしようってそればっかり。

「果穂はどっか怪我したりしてないの?」

あたしの背中をゆっくり撫でてくれながら真菜が聞く。

あたしは目を擦りながら頷いた。

健吾が庇ってくれたから。

どこも擦りむいたりさえもしてなくて。

1日経った今でも痛い所なんてない。

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