鋼の心

来世で…











「セナ?何?ボーっとしちゃって。」

「え?あ…ごめんね?」


また思い出していた…過去のことを。
そんなこと言えるはずもなく…
セナはニッコリと微笑んだ。


ディアナ。
ルシュア。
セナ…。


セナの記憶の中での名前。


ルシウスがあの時言ったように…
あの時の記憶がそのまま、
ルシュアは来世で
セナという人間になっていた。


今度は普通の女の子として。
花屋の…普通の女の子として。










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