only one
第一章~離れない離れたくない~


クレイジーな男が私の首筋に舌を這わす。

キモイッ

気持ち悪すぎるよ~


冷たい壁に押しつけられた背中にヒヤリ流れる汗。


助けて


助けて!!


助けて!マツ!



チロチロと動く舌に震えが止まらない。



「いや―!!
助けて!マツ―!!」



ただ私はマツと一緒にいたかっただけなのに…



どうして?


どうしてこんなことになったの?



ねぇマツ…



私を助けてはくれないの?



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