only one
「チッ!」
舌打ちをしてデリーを睨みつける俺。
だけど、限界だった体はその場に倒れ込んだ。
もう座る力も残されてなかったんだ。
「やっと体がいうことをきかなくなりましたわね。
では病院に参りましょう。」
こうなるのを待っていましたのよというデリーの言葉を最後に俺の意識はなくなった。
遥夢、早くお前に逢いてぇ――…。
記憶をなくしても俺達ならまた惹かれあう事が出来るよな?
けどよ…。
不安なんだ。
遥夢――…。
俺はもう一度お前をこの腕に抱けるのか?
俺をお前はもう一度愛してくれるか?