only one

監獄に太陽




「遥夢、喜べ!お前みたいな役立たずでも俺の役に立てることがあったことに幸せを感じるんだな!!」



閉じこめられた籠の鳥生活。


唯一の太陽だった仲村さんもいなくなった。


本当の孤独。


誰も私の存在を認めない人達との暮らし。



お腹がすいていても体調が悪くても誰もが無関心で私の存在なんて認めてられていなかった、そんな生活を続けていた半年後隗夢が私の部屋にやってきたんだ。



役立たずな厄介者。



隗夢の私への罵声にも慣れっこだった。


自由もなく厄介者扱い。


どうでも良かった。


何でも良かった。



だって誰も私を認めてはくれない。


働きたいと言っても家から出してもらえず一日中部屋の中で過ごす毎日。




隗夢の役に立つとか


私が役立たずだとか



そんなことにも反応できないくらい私の心は疲れていたんだ。








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