カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜

車に乗って

「行こうか!」



先生は私の手を握ると走りだした。



「先生!そんなに急がなくても大丈夫ですよ。」



「なんか嬉しくてさ!愛菜に会ってテンション高くなったんだろうな。」



先生は、爽やかな笑顔を絶やさない。



私も朝からこんな風に先生の笑顔見られて、テンションは上がりっぱなしだ。





公園の外に出ると、一台の車が停められていた。



黒いスポーツカー。



スマートな車体で、日差しを浴びてキラキラして見えた。



「愛菜。どうぞ!」



先生は助手席のドアを開けてくれた。



うわぁ…こういうのって嬉しいなあ!



私の背中に手をまわしてくれた先生は、ゆっくりと席に座らせてくれた。



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