カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜

会いたかった…

学校に着き、まずは暁沢先生のところに行った。



先生に報告すると、“お疲れさま!”と笑顔で声をかけてくれた。



私は今までサポートしてくれた暁沢先生にお礼を言い、理科準備室へ向かった。



先生…いるかなあ…?


まだ生徒は授業中…。


もしかしたら、授業に出てるかも…。



それならそれで仕方ないかあ…。



そんなことを考えながら準備室の扉に手をかけた。



“ガラッ”



勢いよく扉が開き、出て来たのは…もちろん…




「入江先生…。」




「えっ…あれ?三咲…どうしてここに?」



突然でびっくりしているみたいだ。



無理もないよね…。内緒で来たんだし…。



「とりあえず、中で話すか。今、授業中で柊先生もいないし…。」



先生は周りを見回してから私を準備室の中に入れた。


こうやって先生と会って話をするの久しぶり。



先生と私は、向き合ってイスに座った。



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