先生

私はドキドキしながら
答えた。

なんでいきなり
中尾先生は
そんなことを
聞くのだろう……






「そいつを
好きでいるのはやめろ」






中尾先生が
私の瞳を
真っ直ぐ見つめる。





まさか……


そう思った瞬間だった。


私の頭を
嫌な予感がよぎる。



この人…
知ってるの……?





「なんで…ですか…?」


私は俯きながら
答えた……








「それはお前が
生徒だからだ……」

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