その笑顔を、もう一度
病室の真由美は不機嫌な顔をしていた。そして、包帯を取り替え始めた。俺は真由美の腕を見てびっくりした。彼女の左腕に大きな火傷の後があったのだ。真由美はこれを俺に見せたかったのだろう。痛くて辛かったんだろぅ。真由美の目からは涙が流れていた。
< 50 / 60 >

この作品をシェア

pagetop