消えない傷跡
最初に異常に気付いたのは、隣の二段ベッドで寝ていた友達だった。


私の顔色の悪さと呼吸に驚いて、先生を呼びにいってくれた。


私は先生に連れられて廊下にでた。

しばらくすると、さっきまでの苦しさが嘘のように消えた。

「慣れない環境で不安だったのね」
と先生はそう言って、私が眠るまでそばにいてくれた。

その時の私は、まさかこれが心の病で、ずっと付きまとうものとは思いもしなかった。
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