魔王えの道

しばらくその場に座り込み頭を撫でていると近づいてくる足音に気付き顔をあけると…







「ふふ……見つけたよ(ニッコリ」







黒いものを背負い、笑顔なのに目は笑っていないルイスが立っていた







「その男…どうしたのか説明してくれるよね(フフ…」






『はッ…ははは……(苦笑じつは…』












今まであったことをすべて話すと、ルイスは呆れていた
私が話している間、フェートはおとなしく膝のうえに座っていた







「なるほどね…確かにこの髪は異端かもね。でもたいしたことないんじゃない?大体悪魔が異端とか気にしてどうするのって思うし」






どうやらルイスは町の人に呆れているらしい…そんな言われ方を聞いたことないのかフェートは表情はかわらないが驚いていることがわかる







「それはいいとして…もう日が暮れるよ。宿は、何処も空いてなかったから今日は野宿」









『えぇーー!!もう野宿はいやだよι』







「仕方ないでしょ?どこもいっぱいなんだから」







みるみるしょぼくれるマリア…ルイスも少し罰が悪くなったのか苦笑いしている







チョンチョン
「俺の……家おいで」







ふとさっきから黙りっぱなしだったフェートがそんなこと言い出した







『え!?…いいの?親御さんとか何か言われない』











「俺………一人だから…」







『あ……そっか、なら…お邪魔させてもらうね』








ルイスに目を向け訴えると







「はあ…じゃあお願いするよ」








やったーー!!
うれしくて叫ぶと不愉快そうな顔をされた







フェートを先頭にして家に移動することにした








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