魔王えの道

到着は森?


光がおさまり目をあけると…森の中にいた







『えーッ!ちょっと貴方!ここどこよ!?』






「魔界の一番奥の森〈死の森〉ですが?」






それが何か?とうざったそうにする男性に切れた






『うざったそうにしてんじゃないわよ!さっさと説明してくれる?ついでに名前は?』






勢いあまって木を殴ってしまい、バキバキッと折れてしまった






「流石です…私の名前はサートと言います…魔王様を探すために人間界に降りたのですが一発で見つけたアナタを連れて来たのです。代々魔王は怪力ですので」






淡々と喋りあげたし…てかあたしが魔王とか勘違いじゃない?







「勘違いではありません…たまたま人間が魔王になっただけです…ですから貴方には魔王になるために自力で魔城へ来てもらいます」





有無を言わせない口調にため息が出た…もう何言ってもだめだわ






『分かった…ここまで来たしやってやろーじゃん♪てかあたしにはマリアって名前がちゃんとあるの!』






膨れながらもグチグチ言うとサートが少しワラって口を開いた






「はは…分かりました。マリア様とお呼びしますね…ああ!それと魔城に来るためには4人の悪魔を連れて来てくださいね…宝玉とともに」






フッと意味ありげなことを言いながら消えていったサート…って!あんたは道案内くらいしろよ!






『はあ…ι止まってても仕方ないよね…』






そうしてあてもなく歩き続けることにした




< 7 / 38 >

この作品をシェア

pagetop