SPIRIT

「レイン様…こやつら如何致しましょう？」
「ウリエル…彼らの審判我がこの場で直接下す…」
「かしこまりました…」

海月何をする気だろう…

「レイン貴様…」
『彼の者生の終焉を　新たなる生命となれ』

あの唱詠は…間違いないあれはリーンカーネーション！！！

「海月！！やめろ！！！」
「そなた等に裁きを…リーンカーネーション！！！」

そして、四天王は光に包まれて消えていった…でも何でリーンカーネーションなんか使ったんだ…

「し…四天王の方々が一撃で…」
「一度ヘルヴィムへ引くぞ…」
「あぁ…ヘルヴィム全軍一時退却！！！」

その後堕天使達もヘルヴィムへと逃げ帰った…

「レイン様…スピリトゥス軍がその後追いましたが…ヘルヴィム側に結界が張ってあり立ち入りが出来ぬとの事です…」
「そうか…ならば向こうが出てくるのを待つしかあるまい…
スピリトゥス全軍は一時帰還…いつ堕天使達が来るか分からぬ…いつでも出撃できるよう準備を整えよ！！
捕まえた堕天使についてはウリエルそなたの副官に任せよう…」
「は…」
「エレメンタルは万が一に備え、人間世界に残れ…」
「え…俺ら帰してもらえねぇの？」
「ミカエル…言動を慎め…」
「まぁミカエル…もしかしたら人間世界にそなた好みの娘がいるかも知れぬぞ…」
「へ…俺が欲しいのは姫巫女お前だけだ！！例えアイツのモノになったとしても諦めるか！！」

とすると何だ…ミカエルは俺のライバルって事になる訳か…コイツ嫌だな…病院送りにされたらたまったモンじゃない…海月は渡さないけど…