幸せって?
私はいつの間にか眠っていた。
 
私はベットからゆっくり体を起こすと何かに操られたように家を出た。
 
美羽の手にはカミソリがしっかりと握られていた。
 
美羽は公園に着くとベンチに腰を下ろした。
 
目の前では女の子の楽しそうな声。
 
優しそうなお母さんとお父さん。
 
私はカミソリを自分の腕に当てた。
 
そして引きかけたそのとき...。
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