歩幅
レストランに入って、カズキと私はコーヒーを注文した。



「カナエってさ、プロフィールに載っていたプリクラより可愛い顔してるじゃん。」


そんなことをいきなり言われて私は戸惑う。


「カズキも...


格好良いよ。」


そう言うとカズキは少し赤くなって私の頭を優しく叩いた。


いや、叩いたというより触れたという方が近いかもしれない。



「照れるだろ。」


「えへへ...」
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