土曜日に恋

彼女の存在








翔くんの電話の相手は、女の人だった。






声が大きくて、会話までよく聞こえた。






『もしもし翔?』




「うん。」





『今日会える?』





「え?今日?」





『予定ある?』




「大丈夫。」




『じゃあ、家出るとき連絡して!なるべく早くね?』




「了解。」








< 170 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop