土曜日に恋
「さっちゃん…なんで?」
あたしは、さっちゃんから離れて、聞いた。
「亜衣ちゃんみたいないい子が、自分の子どもをすきになってくれるのは、あたしにとってはとても嬉しいことなの。
世の中には、外見だけで人を選んだりする人もいるわ。
でも、亜衣ちゃんは違うでしょ?
亜衣ちゃんは内面までしっかり見て人と関わる子だから…」
そこまで言って一区切り付けたさっちゃんの目には、うっすらと涙が見えたような気がした。