*。俺様な吸血鬼。*

「一之瀬 月、よろしく。」

「!!!!」

(え!?月?なんで?)

名前を聞いてびっくりして思わず顔を、

勢いよくあげてしまった。

「あ・。」

そのせいで月とばっちり目があってしまった。

「先生。」

「なに?一之瀬君?」

「俺、あいつの横がいいです。」

と言って私のほうを指さす。

(は!?)

「あら、来島さんの知り合い?」

「はい。」

(いやいやいや。待て待て。私がいつからあなたの
知り合いになったんですか!?いや、昨日知り合ったけど、
そうじゃなくて・。)

そうこう考えているうちに先生が、

「そうね。転校したばっかりだし不安だものね。いいわよ。
ちょうど来島さんの隣の席空いてるし。」

「えぇっ!!」

「あら?ダメ?来島さん?」

「えっと・。いやじゃな、いです・・。」

「そう。じゃあ一之瀬君は来島さんの隣に座って?」

(先生のばかぁ!!;;)


< 12 / 262 >

この作品をシェア

pagetop