−Secret☆GIRL−


「………で?なんなの?なんでママの声がスピーカーから聞こえてくんの?」


「ごめんな、苺李」

「ごめん。」

双子がなぜか謝っている。

「なんで謝るの?」


「実は…」

『あんたを試したのよ』


翔にぃが何か言おうとするのより早くママが説明をした。


「試したって…?」


『苺李が本当に高校に行くきがあるのか、心も体も強くなったのか、そしてちゃんとした自分の意志があるのかを見るためにこの一週間試していたのよ』


「……」


あたしは黙って
話を聞くことにした。


< 112 / 298 >

この作品をシェア

pagetop