極悪非道の俺様野郎



(俺は、佐奈なんか好きじゃねぇ)



俺は心にそう決め、屋上を後にした。






階段を下りていたら・・・。



ドンッ





「ふぁっ・・・」





「くっ・・・・」




「いてて・・・」





「てめ・・・気をつけろ。ちゃんと前みろや」




「ふぇ・・・ごめんなさいっ・・・」






目の前を見ると、佐奈がいた。


「え・・・佐奈?」





「えっ・・・和哉・・・」







「ぷっ・・・」


俺は吹いてしまった。







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