絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「大樹、そろそろ出勤時間なんじゃない…?」
あたしがダイ君から解放されたのは、それから数分後の事。
沙貴さんに指摘されたダイ君は、「ほんまや!」と叫びながら、沙貴さんに何かを耳打ちすると、大慌てでホールへと駆け出して行った。
そんなダイ君の姿を見る沙貴さんは、どこか寂しそうな目をしていた。
「どうしたんですか?」
心配になったあたしは、そっと沙貴さんに耳打ちをする。
あたしの言葉に、沙貴さんはぎこちない笑顔を浮かべる。
…こんな沙貴さん、初めて見た。
「沙貴さん…」
「大樹、あたしの本当の弟じゃないの」
「え…?」
あたしは思わず口元を押さえた。
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