絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



ついに怒りの沸点へと達してしまったあたしは、腕を掴んだままの岬サマの手を振り切った。




「何すんだ―――」



「ちゃんと人の話を聞いて!」




突然叫んだあたしを見て、岬サマの赤らめていた顔が元に戻っていった。




「あたしと笹山さんは付き合ってなんかないよ」



「でも、俺見たんだけど。

校門の前で、笹山が堂々と交際宣言してたとこ」



「え…?」




岬サマの予想外の言葉に声を詰まらせてしまった。


真実は違うのに…岬サマがあの現場を見ていたという事が、何故かショックで。




「ほら、何も言えねぇんだろ?

付き合ってんじゃんか」



「ち…違うよ………」




違うのに…岬サマの言葉がずっしりとあたしに襲い掛かってきた。




.
< 73 / 394 >

この作品をシェア

pagetop