絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



茜の思いもよらぬ発言に、あたしの顔は真っ赤に染まっていく。




「な…な訳ないじゃん!

あたしと岬サマが?有り得ない有り得ない!」



「じゃあなんで、顔が赤くなってるのかな?」



「それは…暑いからだって!」



「ふーん?今は秋だから、そんなに暑くはないと思うんだけどなあ…」




茜がニヤニヤとあたしの事を凝視してくる。


なんであたしは、こんなにも分かりやすいような表情をしてしまうんだろう…。



「さあ、白状しなさい」という、半分脅しにも聞こえる茜の発言に、あたしは用心深く周りを見渡した。


安心な事に、放課後という事もあり教室には誰もいなかった。



…しょうがない、茜には全てを打ち明けよう。




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