ケンカ上等☆不良校上々↑↑



それぞれの恋は、一方通行ってこと。





太陽が教えてくれた。


それぞれが片想いしてるんだ、って。




稲妻内での片想いの連鎖。




でも、それって。


「ん‥、ここどこ?」





視界が明るくなって、最初に見えたのは白い天井。


背中からの感触で、ベットで寝てたことに気付いた。





「みくる」


名前を呼ばれて、少し顔を動かすと眠たそうな翼がいた。





「つば、さ……」




でも、それってさ。




「あたし、また何かあったの?」


あたしが抱く翼に対しての恋心さえ、




「心配すんな。

なんもねぇよ」




頑張ったところで、届かないってこと?


翼にも、好きな人がいるってこと?





「みんなは?」

「隣の部屋にいる」






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